ベッセント氏について、梶川幸司さんは「ベッセント財務長官は、トランプ大統領とは30年来の付き合いがありますが、マーケットがとても不安定な中で、金融の世界に精通するベッセント氏の存在感が政権内で増していることは疑いようのないことだと思います。最近の報道では、財務省に関係する人事で横槍を入れたイーロン・マスク氏と、ホワイトハウスで激しい口論が行われたということで、トランプ氏が聞こえるような距離感で格闘技のような怒鳴り合いだったと報じられています。結局ベッセント氏が軍配を上げる結果となりました。今月、ワシントンの日本大使館で開かれたレセプションにベッセント氏が出席し、『私が一番よく日本を知っている』と発言しました。日本では穏健派とするベッセント氏への期待感は高いと思います」などと話した。