トランプ大統領が就任100日目に合わせて演説を行った。節目の演説は自画自賛から始まった。そして次々と上げたのは政権の成果。トランプ氏は、自身が大統領になってからガソリンや卵の価格など物価が大幅に下がったと強調。一方自身が成したこととして、「メキシコ湾をアメリカ湾と解明することでメキシコで非常に不人気となった」などと話した。そして輸入自動車などに対して課したトランプ関税では、国内の雇用を取り戻したと主張。日本企業には、アメリカ国内で生産するよう求め、中国に対してはアメリカから雇用を奪っているとして、「対中国関税で世界史上最大の雇用盗難を終わらせよう」等と述べた。政権発足直後から関税政策や不法移民の強制送還など矢継ぎ早に公約を実効したことで、支持者から一定の支持を得てきた。一方関税政策は市場の混乱を招き、この頃から支持率が低下。最新の世論調査では、支持率が就任1週間後の52%から約45%までに低下し、不支持率を下回っている。しかしこの支持率について、トランプ氏は「正当な世論調査であれば60~70%になるだろう」等と述べた。90分に渡った演説で、特に時間を割いて成果を強調したのが移民対策。