トランプ大統領は、自動車産業で栄えるミシガン州デトロイト郊外の街で、就任100日の集会を行った。トランプ氏は演説の冒頭、関税政策のおかげで雇用が戻ってきたとし、事実か疑わしい話もまじえながら支持者を沸かせた。会場の収容可能人数は約3500人。空席も目立っていた。相互関税発表の場にいた元自動車工のブライアンさんも訪れていて、物価が上がっても、雇用が戻るなら本望だなどと話した。会場の外では、1000人規模の抗議デモが行われていた。イエール大学のスタンリー教授は、ユダヤ系難民の両親を持つ。12年間、イエール大学でファシズムの研究をしてきたが、2人の息子を連れて。7月からカナダの大学に移る。一番の理由は、子どもを民主主義の国で育てること。去年、全米の大学で起きたイスラエルへの抗議デモ。トランプ政権は、ユダヤ系学生を守る対策を大学に求め、従わなければ助成金を停止する措置を実施。奨学金の認定制度を厳格化する大統領令にも署名した。教授は、トランプ政権は民主主義をぶち壊す、その政権を40%を超える国民が支持している、抗議の声は一般市民から出てくるのが最も有効的なのに、大規模な抗議活動が起きていないなどと話した。教授は、学生に向け、不正に対して抗議を絶やさないで、未来は学生の勇気にかかっているなどと話した。