赤沢経済再生担当大臣とベッセント財務長官による2回目の関税交渉がスタートした。トランプ大統領からは日本を必要としていないと交渉の主導権を握ろうとする強気の発言が飛び出す中、日本が望む形の合意に近づくことはできるのか。日本側は交渉のテーブルにどんなカードを切ろうとしているのか。複数の政府関係者によると今回の協議では大豆やトウモロコシなどの農産品の輸入拡大やアメリカから輸入する自動車の優遇措置を拡大などが検討されているという。トランプ大統領は日本など他国との交渉について、「彼らほど交渉を急いでおらずアメリカは有利な立場」としている。