きのう日本製鉄は、USスチールの買収手続きを正式に完了し、完全子会社化したと発表。日本製鉄は1株55ドルでUSスチールの全株を取得し、買収総額は約140億ドル(日本円で約2兆円)にのぼった。日本製鉄の橋本英二会長は、「トランプ大統領の歴史的な大英断により、パートナーシップが実現したことを大変うれしく思う」とコメント。また森高弘副会長がUSスチール会長を兼任することも発表。一方で、アメリカ政府に発行する黄金株により、アメリカ政府がUSスチール取締役1人の選任権を持ち、本社や生産・雇用の国外移転にはアメリカ大統領の同意が必要となる。日本製鉄は、きょう午前10時から会見を開く予定だ。