アメリカのトランプ政権の関税措置をきっかけに、アメリカと中国は、互いに100%を超える追加関税を掛け合う事態となったが、今年5月、双方が関税を大幅に引き下げた上で、このうち24%分については今月12日まで適用を停止するとしていた。期限が迫る中、ホワイトハウスは、トランプ大統領が、追加関税の一部の停止期限を90日間延長する大統領令に署名したと発表した。新たな期限は11月10日となる。また、中国側も、関税措置や関税以外の報復措置の停止期限の延長を発表した。トランプ大統領は、これまで「中国との関係は良好」とする一方、「中国がアメリカ産の大豆の注文をすぐに4倍に増やすことを期待している」などとSNSに投稿しており、両国が互いに折り合えるかが焦点となっている。