米トランプ大統領が6年ぶりに訪日。28日、高市総理と対面初の首脳会談を予定。大統領は29日に韓国イ・ジェミョン大統領と、30日に中国の習近平国家主席と会談予定。中国との対立が続く中、日本との結束を確認したうえで習主席との会談に臨むとの見方も。予想される議題は個人的信頼関係の構築、関税合意、防衛費増額の3つ。米側は総理を「大統領に近い保守的信条を持つリーダー」「安倍元首相の後継者」と好意的にみている。関税合意では投資案件を大統領が決めるなど米側に有利な内容となっているが、総理は以前「日本の国益損なうなら物申す」など発言。
28日、高市総理と米トランプ大統領が首脳会談。議題の1つは防衛費増額。大統領は就任以来たびたび日米安保条約に不満を示していて、対GDP比5％ほどの国防費を担うことを求めている。総理は所信表明演説で「今年度中に2％を実現」としていて、それ以上の増額を目指す構え。会談でも具体的水準が議論されるとみられ、総理としては日本自ら防衛力を強化する姿勢を強調することで自主的な判断を確保したい考え。