アメリカのウィットコフ特使は、ロシアが一方的に併合したウクライナ東部と南部の4つの州について「住民投票では圧倒的多数がロシアの統治を望んだ」と指摘し、「問題は世界がロシアの領土と認めるかどうかだ」と話した。ロシアが2022年に強行した住民投票について、バイデン前政権は「偽の住民投票だ」と批判していたが、一転ロシア寄りの見方を示した形。またウィットコフ特使は、ウクライナで行われていない大統領選挙について「ウクライナ側は実施することで同意した」と明らかにした。ロシアのプーチン大統領は、選挙が行われていないことを根拠にゼレンスキー大統領の正当性を疑問視していた。