ドン・キホーテの特色に魅せる陳列がある。派手なPOPは専属のPOPライターが各店に配属されており「ドンキ文字」という独特のフォントで商品を魅力的に宣伝。そして缶詰の壁、瓶のピラミッドなど陳列もスペシャリストが行っている。MEGAドン・キホーテ成増店の木村悦寛さんは日本一の陳列の達人だという。従業員の陳列技術を競う全国大会、ディスプレイの鉄人コンテストで昨年優勝した。「ただ並べるだけではなく楽しさを吹き込んでいる」と話す。その木村さんに今回は「おやつカルパス」で陳列ワザ「ジェンガ積み」を披露してもらった。縦と横を向きを変えて並べ、積み上げる時は置く向きを変える。交互に組むことで崩れにくくなるという。最上段はどちらか見ても商品の顔が見えるように箱を立てて斜めに並べて完成。約300個を5分で陳列した。ドン・キホーテでは商品の品出し回数を減らすため1度にたくさんの商品を陳列する必要があり、高く崩れにくい陳列が求められる。