随意契約によって政府が放出する予定の備蓄米は、2022年産の古古米が20万トン、2021年産の古古古米が10万トン。当初は大手小売業者に限定していて、古古米の店頭販売が始まっている。きょうからイトーヨーカ堂の一部店舗とユニディの一部店舗などで5キロ2160円で店頭販売が始まった。あすからはイオンの一部店舗で5キロ2138円、ドン・キホーテの一部店舗では5キロ2139円でそれぞれ店頭販売が始まる。きのう、中小のスーパーなどによる古古古米の申し込みが始まった。今回対象となっているのが、精米能力を持つ米穀店と中小の小売業者。売り渡すコメは古古古米8万トンで、店頭価格は5キロ税抜き1800円程度と試算されている。大手小売を対象とした契約では申請が受理されなかったコンビニ大手3社も今回の受け付けに申し込んでいる。今後は店頭に様々な価格のコメが並ぶ可能性があるという。おとといに国民民主党・舟山議員は、売れ残る備蓄米が出るのではないかと懸念の声を上げている。