岡三証券NYの荻原裕司さんに話を聞く。荻原さんは「個人消費支出物価指数の確定値が前回から下方修正されたことが好感されたほか、マイクロンテクノロジーなど複数企業が好決算を発表したことで上昇した。クルーズ大手のカーニバル決算に注目。市場予想を上回ったことで株価は一時7%を超えて上昇している。9-11月期の乗客数は前年比24%増と高い伸び。レジャー産業ではパンデミック後の繰越需要が一服しているがクルーズ船業界の2024年の利用者数は約13%増加するとされている。クルーズ船は1週間程度の利用が一般的だがテーマパークなどで過ごす休暇と比べ安価なことが要因。ロイヤル・カリビアン・クルーズの7-9月期では初めてクルーズ船を利用または初めてロイヤル・カリビアンを利用した人が3分の2を占める。消費者の節約思考が高まる中で今後も需要拡大が続きそう」などと述べた。