ニューヨーク株式市場のダウ、ナスダック、S&P500の終値を伝えた。景気の不透明感を背景に方向感が定まらない一日になった。前日の製造業景況感に続き、発表された雇用指標が市場予想を下回り、景気減速がより意識された。FRB(連邦準備制度理事会)による早期の利下げ観測が高まり、10年債利回りはこの日も低下。不動産など金利敏感株が恩恵を受ける形になった。NY原油(WTI)。商品市場では、需要の鈍化懸念から原油価格が5日続落。エネルギー株が売られた。市場関係者からは、夏の休暇シーズンを前にインフレ圧力が低下し、消費の拡大につながると歓迎する声も上がっている。