地元の有力者「チャン・ケン・クイー」の邸宅は現在、ババニョニャ邸宅を知る博物館になっている。ババニョニャとは中国系移民の男性と現地女性との間に生まれた子どもたちのこと。彼らはプラナカンとも呼ばれ、西洋と東洋をミックスさせた独自の生活スタイルを築いた。この博物館ではプラナカンの豪勢な暮らしや調度品などに触れることができる。ペナン島はスパイスの一種「ナツメグ」の産地。輸出用として生産が広まった。柔らかく煮込んだナツメグ・甘いシロップ・ソーダ水をミキサーに入れ、氷で冷やしたコップに注げば、名物のナツメグジュースが完成。疲労回復に効果があるという。猫山王(ムサンキング)とはフルーツの王様・ドリアンの品種の一つ。最高級とされ、濃厚な甘さが特徴。ペナン島はマレーシア有数のドリアンの産地。6月~7月が最盛期。ドリアンは強烈なニオイで有名だが、とれたての香りはまろやかだという。本田翼の旅の目的は同年代と出会って話をすること。