日本のスパゲッティの変遷は当時の時代背景とも深い関わりがある。日本でスパゲッティが普及し始めたのは1950年代くらいから。当時はナポリタンとミートソースの2つのメニューしかない店が多かった。ナポリタンは日本独自のメニュー。原型ができたのは戦後間もない頃で、進駐軍の兵士がトマトケチャップをスパゲッティにあえているのを真似して作られた。その後、観光目的の海外旅行が自由化され、1970年代にイタリアのメニューが続々と日本に入ってくるようになった。和風スパゲッティの誕生にはNHKが関わったとされている。