北海道八雲町では北海道新幹線のトンネルを掘っている。2030年度末に向けて建設が進む新青森から札幌を結ぶ北海道新幹線。この現場で生成AIの活躍が始まろうとしている。西松建設の山本さんは「トンネル工事で発生する湧き水に対してIoTのセンサーを使って水中ポンプの稼働の監視を行っていて今は生成AIと組み合わせて管理して行こうとしている」などと語った。トンネルを掘っていると大量に出てくる地下水。そのままにしていると現場が水没し高額な重機が故障したりなどの被害がでるという。そこで活用されるのが地下水を外に排出するための水中ポンプ。水中ポンプは地下水をろ過し、河川に排出するために基本的には24時間稼働しているという。その水中ポンプの動きをIoTセンサーで監視。インターネット上に常に稼働状況が送られている。停電やポンプが詰まると故障して電気がつまりポンプが止まることは結構ありそれを監視しているという。水中ポンプの動きは常にネット上にアップされているがパソコンでログインして分析する必要があり現場の負担になっていた。その課題をスマホと生成AIで解決しようとしている。チャットなどを使ってポンプの動きを調べられるBizStack Assistant。スマホで「ポンプの状況を教えて」と打つと即座に回答してくれる。クラウドにリアルタイムに上がっているデータを生成AIが常に監視しており聞けばすぐに回答してくれる状況だ。その他にも昨日の現場の写真なども即座に対応して表示してくれる。
このシステムを作ったのはシリコンバレー発スタートアップの日本企業MODE。建設業界や物流業界にIoT技術を提供。IT企業には珍しくヘルメットや作業着を常備。現場に頻繁に足を運ぶためだという。MODEが建設業界などに生成AIを導入しようとするのには理由があるという。CEOの上田さんは「人手不足」や建設・物流業界などで今年4月から時間外労働が年960時間に制限される「2024年問題」を挙げた。人間の作業員の仕事をいかに自動化して減らしていくか見回りや点検の作業時間を節約していくポイントになると話した。
このシステムを作ったのはシリコンバレー発スタートアップの日本企業MODE。建設業界や物流業界にIoT技術を提供。IT企業には珍しくヘルメットや作業着を常備。現場に頻繁に足を運ぶためだという。MODEが建設業界などに生成AIを導入しようとするのには理由があるという。CEOの上田さんは「人手不足」や建設・物流業界などで今年4月から時間外労働が年960時間に制限される「2024年問題」を挙げた。人間の作業員の仕事をいかに自動化して減らしていくか見回りや点検の作業時間を節約していくポイントになると話した。
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