ニッセイ基礎研究所・前山裕亮さんに話を聞く。前山さんは「それだけ昨年決定されたNISAの拡充が素晴らしかったことが拝啓にある。制度の恒久化に期間の無期限化、投資枠が倍以上に拡大されたうえに成長投資枠では上場株式が買うことができる。新規投資家が流れ込むことが期待され、新NISAを通じて個人の資金が日本株式に流れることが期待されている。今までのNISAは2014年にスタートして今年で10年目。NISAからの日本株式市場への流入は限定的だった。日本株より外国株が人気だった。つみたてNISAでも投資信託が中心。外国株投信の残高が増えている。アクティブ型の外国株式投信は株価も大きく上昇し、大きく急増した。インデックス型の外国株式投信も上昇した。20年あたりからつみたてNISAを中心に稼働口座数が急増。老後2000万円問題が外国株式投信の認知、普及のきっかけとなった。一般NISAの上場株式は売却も多かった。個人の株式保有状況をみると個人の株式保有が増えている様子は確認できない。短期売買が中心で買い持ちが少なかった。課税口座から買い替えた人が多く新規は少なかった。一般NISAは非課税期間が短く利益が出たら売る人が多かった。新NISAでは非課税期間が無期限化されたので長期投資が増えるかもしれない。残高が増えたかもしれないが課税口座からの買い替えが中心で新規が少ないかもしれない。新NISAで急増するとみられる投信は外国株が中心で日本株は限定的。新NISAでの日本株への新規資金はあまり期待しないほうがいいかもしれない。個人投資家の裾野が広がることはいいこと。新NISAをきっかけの投資をはじめて、成功体験を積むことを経て日本株に手を出す人が出てくるかもしれない」などと述べた。午前7時8分ごろからモーサテプレミアムでモーサテ朝活Onlineをライブ配信。