- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 山田大樹 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 伊原弘将 野口葵衣
オープニング映像と出演者のあいさつ。
衆議院選挙の結果、自民、公明両党は過半数を下回ったものの、石破総理大臣の下、連立政権を維持したうえで、政策ごとに野党の協力をえながら対応していく方針。そのためには、“経済対策をはじめとした政策を着実に実行に移すことが必要になる”として、野党と具体的な協議を行う場を設けたい考え。どの党に協議を呼びかけるかなど近く幹部らが調整することにしていて、今回の選挙で28議席に増やした国民民主党が軸になるものと見られる。自民党内からは“国民民主党はいわゆる年収の壁の見直しや賃上げの実現など方向性が同じ政策もあり、経済対策の補正予算などに主張を反映させることで歩み寄りは十分可能だ”との見方が出ている。一方、国民民主党の玉木代表はきのう、連立政権には加わらない認識を重ねて示したうえで「経済政策の実現がほしい。政策ごとにいいものには協力するし、だめなものにはだめと言っていく」と述べた。これに対し野党第1党の立憲民主党は、来月行われる総理大臣指名選挙や、その後の国会対応などで野党勢力を結集させたいとして、野田代表みずから協力を呼びかけていく方針。きょうは日本維新の会や共産党と党首会談を行うことにしていて、自民、公明両党と立憲民主党の攻防が激しくなる見通し。
東北電力は昨夜、宮城県にある女川原子力発電所2号機を東日本大震災で停止して以来、13年半余りを経て再稼働させた。東北電力によると、再稼働した女川原発2号機はきょう未明、核分裂反応が連続する臨界状態に達したということで、来月上旬には発電を開始する見通し。東京電力福島第一原発と同じタイプの原発の再稼働は東日本大震災のあと初めてで、被災地にある原発としても初めての再稼働となった。東北電力では、13年以上の運転停止に伴い運転員のおよそ4割が運転の経験がなく、人材育成の強化が課題となっている。また、能登半島地震で甚大な被害が出たように、女川原発が立地する牡鹿半島でも地震による土砂崩れや津波の浸水で住民の避難道路が通れなくなるおそれがある。東北電力には想定外の災害に備えて安全対策を徹底するとともに、国や地元自治体も事故の際に住民を安全に避難させる体制の構築が求められることになる。
女性への差別撤廃を目指す国連の委員会はジェンダー平等に向けた日本政府の取り組みに対する見解を発表し、夫婦が同じ名字にすることを定めた日本の民法について改正を求める勧告を出した。女性差別撤廃条約を批准している各国の取り組みを定期的に審査している国連の委員会は今月日本への審査を8年ぶりに行い、29日、日本政府の取り組みに対して見解を公表した。それによると結婚した夫婦が同じ名字になることを定めた民法の規定について「女性が夫の姓を名乗ることを余儀なくされることが多い」と指摘し、「差別的だ」としたうえで、夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓を可能にする法改正を行うよう日本政府に勧告を出した。夫婦の同姓を定めた日本の民法の規定についての勧告は今回で4回目。審査に当たった委員がNHKの取材に応じた。また委員会は皇位継承における男女平等を保障する必要があるとして皇位は男系の男子が継承すると定めている皇室典範を改正するよう勧告した。
あすに迫ったハロウィーン。楽しみにしている方も多いと思うが、警戒感も高まっている。今回注目したのは新宿区。激しい混雑が問題となっていた東京・渋谷区は去年渋谷に来ないように呼びかけた結果、ピーク時には前の年よりおよそ8000人ほど減ったということ。その一方で隣の新宿歌舞伎町はおよそ3000人増えたと推計されている。新宿区はあすの当日をどう迎えようとしているのか。取材してきた。ハロウィーンが迫った先週の土曜日。新宿区の職員が現地を視察していた。区は制限区域内で酒の販売自粛を要請するなど対策を強化している。地元の商店街も呼びかけに協力している。路上飲酒の禁止について新宿を訪れていた人に聞いた。区の担当者が特に警戒しているのがこちらの広場。また多くの人が行き交う歌舞伎町の前の交差点も対策が必要だと見ている。担当者は節度を持ってハロウィーンを楽しんでほしいと呼びかけている。
気象情報を伝えた。
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先月下旬、韓国ソウルで開催されたホームレスワールドカップ。路上生活者の自立を支援する団体が主催していて、大会を自立へのきっかけにしてもらうことや貧困問題の啓発を目指している。今回は日本を含む38の国と地域から路上生活者のほか、施設で育った若者や難民認定を求めている人など不安定な居住環境を経験した人たちが参加した。韓国はK−POPなど文化や経済の面で存在感を増す一方で格差の拡大や貧困の問題に直面している。OECD(経済協力開発機構)の調査では韓国の貧困率は加盟している国や地域の中でも高い水準にある。アカデミー賞を受賞した映画「パラサイト」などでも韓国の格差社会が描かれ、広く知られるようになった。貧困問題に関心が高まる中、開催された今回の大会。出場をきっかけに人生を取り戻そうと前を向く人たちを取材した。
韓国チームの応援に駆けつけたオヒョンソクさん。この大会をきっかけに自立した1人。オさんは中学卒業以来、食材を扱う家業を手伝っていたが、取り引き先や家族との関係に悩み36歳のとき仕事を辞め家を出た。しかし当時の韓国経済はリーマンショックの影響で冷え込んでいて、新たな仕事は見つからず、古紙回収で得た僅かな収入での暮らしを余儀なくされた。経済や文化の分野で著しく成長してきた一方で格差や貧困が大きな課題となっている韓国。オさんが食料を求めて通った生活困窮者などを支援する炊き出しには今も長い列が。韓国の貧困率は2021年の時点で14.8%と比較ができるOECD加盟29か国の中で7番目の高さ。貧困に陥る高齢者も増えるなど問題は深刻化。貧困が喫緊の課題となる中でアジア初の開催地として韓国が選ばれた。路上生活から抜け出せずにいたオさん。14年前、炊き出しで手に取ったチラシがきっかけで路上生活者の自立を支援する雑誌の販売員を始めた。
そして同じ年。当時40歳と路上生活者の中では比較的若かったオさんは韓国チームの一員に選ばれ、リオデジャネイロ大会で4ゴールをあげる活躍を見せた。大会出場後も雑誌の販売を続けているオさん。公共賃貸アパートに入居し、みずからの収入で家賃を支払っている。今の夢は長年連絡できていない母親に自立した姿を見せることだ。オさんは今後はボイラー技士の国家資格を取得し、新たな仕事に就くことを目指している。
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韓国の貧困状況に詳しい専門家によると、韓国では過去経済発展が優先されて、年金や生活保護などの拡充が後回しにされてきた経緯があるということ。現在は政府の社会保障制度への支出は増額されてきた一方で深刻な少子化に直面している中、社会のセーフティーネットをどのように機能させていくのかが大きな課題となっている。
デジタル空間に再現する双子、広がりを見せている。完成したある市役所。デジタル空間に再現。現実とうり二つ。双子のよう。この技術はデジタルツインと呼ばれる。シミュレーションが可能でさまざまな角度から見ることができる。さらにポイントを指定すれば距離や高さを簡単に測ることもできる。このデジタルツイン、災害対応や防災にも活用できると自治体で注目されている。和歌山県田辺市建築課の田上健太郎さん。田上さんは被災後の情報収集が困難を極めた13年前の紀伊半島豪雨を教訓にデジタルツインの技術を災害対策に生かそうと取り組んでいる。デジタルツインの生成過程を見せてもらった。建物周辺でドローンを飛ばすことおよそ5分。さまざまな角度からおよそ50枚の画像を撮影した。撮影したデータを組み合わせコンピューターが解析。数時間後、建物やその周辺がデジタル空間に再現された。このデジタルツインをどのように活用するのか。ことし7月、田辺市内で発生した土砂崩れ現場のデジタルツイン。これまで被災直後に立ち入ることすらできなかった場所もドローンを飛ばすだけで本物そっくりのデジタルツインを生成。被害の実態を素早く把握し、復旧に向けて動きだすことができる。さらに想定される災害を見える化。事前の備え、防災にも活用することができる。近い将来起きることが懸念される南海トラフ地震。田辺市には最大12メートルの津波が押し寄せると想定されている。市中心部のデジタルツインに被害想定のデータを入力。どれぐらいの高さまで水につかるか、手に取るように分かる。平面図に描かれたハザードマップ。それをもとにまるで被災したかのように被害を見える化。備えを促す。防災に災害が起きた際の被害の把握、その両面での活用が期待できるデジタルツイン。田辺市は11台のドローンを稼働させ、その取り組みを進めている。
NHK南紀田辺支局の伊藤敬一郎記者の解説。デジタルツインで見える化することで見やすく分かりやすくなり、自治体にとっても災害対応のスピード化が図れる。今回取材した和歌山県田辺市ではことし5月にも市内で土砂災害が起きているが、これまで職員4人で1日がかりで行っていたような被害の把握もデジタルツインを活用することで職員2人が僅か数時間で被害の把握ができたといい、迅速に対応できる手段として手応えを感じている。この背景にあるのが人口減少が進む中で、今後災害が起きた場合に少ない職員で対応に当たらなければならないという危機感があるから。こうした取り組みだが、どのぐらい広がっているのだろうか。例えば静岡県。3年前に熱海市で土石流災害が起きた際に県がデジタルツインを使って災害の前後の地形の変化を計測した。二次災害のリスクや被害の詳細を把握することにつながったとしている。専門家はデジタル空間に災害をリアルタイムで再現できるようになれば活用方法はさらに広がっていくと話している。デジタルツインに気象や人の移動などのデータをどう組み込んでいくかなど課題もあるが、各地で予測しない災害が相次ぐ中、デジタルツインが命を守る取り組みの一つとして自治体の間で広がっていくのか取材を続けたいと思う。
丸紅はノルウェーの企業が静岡県にある陸上養殖施設で育てたアトランティックサーモンを今月から本格的に販売している。施設は富士山のふもとにあり、人工の海水をフィルターでろ過して循環させる技術を活用している。来年12月までに約4700トンを国内のスーパーや鮮魚店に出荷する予定。ほかにも三井物産は、千葉県内の施設で生産されたトラウトサーモンの販売を始めているほか、三菱商事と伊藤忠商事も2027年以降に国内で生産されたアトランティックサーモンの販売を目指している。
冬の電力需給について経済産業省は、全国的に安定供給に必要な電力を確保できる見通しだとして節電要請を行わないことを決めた。
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経済情報を伝えた。
ワールドシリーズ第3戦。ドジャースは前の試合で左肩を亜脱臼した大谷翔平が先発出場で勝利に貢献した。ドジャース4−2ヤンキース。
ニューヨークからの中継。ホームラン王のヤンキース・ジャッジのワールドシリーズの成績は12打数1安打7三振となっており、本来とはほど遠い状態。ジャッジが復調できるかがチーム全体にも影響を与えそう。大谷もワールドシリーズでは11打数1安打と苦しんでいる。
日本シリーズ第3戦:DeNA4−1ソフトバンク。DeNAは東克、桑原将志らが活躍。第四戦の予告先発は石川柊太とケイ。
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