- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 伊原弘将 野口葵衣
オープニング映像と出演者のあいさつ。
衆議院選挙で自民、公明両党は、選挙前の勢力から60議席以上減らし、獲得議席が過半数を下回った。石破総理大臣は「国政というのはいっときも停滞が許されない。国民生活を守る、日本国を守る、職責を果たしていきたい」と述べ、続投して連立政権を維持していく考えを示した。自民党は直ちに連立政権の枠組みを広げることは検討せず、野党と政策ごとに一致できる点を探りながらの政権運営を目指す方針で、特別国会の総理大臣指名選挙で石破総理大臣が指名されるよう、水面下で野党側と調整を進めている。また、特別国会の日程を巡り、外交日程なども踏まえ来月中旬までに召集する案を公明党に示していて、野党側と調整がつくかどうかも見極めながら判断することにしている。これに対し、選挙前から50議席を増やした立憲民主党は、野党第1党として総理大臣指名選挙でほかの野党に野田代表に投票するよう協力を求める方針。一方、選挙前の4倍となる28議席を獲得した国民民主党は、玉木代表が、総理大臣指名選挙の対応を巡り自民党から幹事長レベルで接触を受けていると明らかにした。玉木氏は、“党が選挙戦で掲げた政策の実現などにつながると判断した場合は、総理大臣指名選挙でほかの党の党首に投票することもありうる”としている。衆議院選挙の結果を受けて、総理大臣指名選挙での多数派を形成しようとする与野党の動きが活発になっている。
公明党の石井代表は衆議院選挙で落選したことなどを受けて、近く代表を辞任することを表明する方向で調整を進めている。先月の党大会で就任した石井代表は衆議院選挙に初めてさいたま14区から立候補をして11回目の当選を目指したが落選した。石井代表はきのうの記者会見で選挙前の32議席を下回る24議席の獲得にとどまったことを受けて、再建に向けて新しい体制構築も含め翌党内で相談していきたいと述べた。公明党は石井代表の表明を受けて、後任の代表を含め人事の調整を進めることになる。
女川原発2号機は、13年前の巨大地震と津波により外部電源の多くが失われ、地下の設備が浸水するなどの被害が出たが、その後、防潮堤を海抜29メートルの高さにかさ上げするなどの安全対策を講じて、4年前、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格した。その後、安全対策の工事や国の検査などが終わったことなどを受けて再稼働することになり、今夜にも核分裂反応を抑える制御棒を引き抜いて原子炉を起動する。東北電力によると、作業が順調に進めば今夜遅くにかけて原子炉で核分裂反応が連続する臨界状態になり、来月上旬には発電を開始する見通しだという。女川原発2号機は、事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ、BWR=「沸騰水型」と呼ばれるタイプで、このタイプでは初めての再稼働となり、東日本大震災の被災地で原発が再稼働するのも初めてとなる。
気象情報を伝えた。
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米国大統領選挙。投票日は1週間後の来月5日。結果を左右するとされる7つの激戦州では各種世論調査の支持率の平均で共和党のトランプ前大統領が民主党のハリス副大統領が上回っているが、その差は最も開いている州で2.3ポイントときっ抗している。激戦州では今お互いの支持層の切り崩しが進んでいる。選挙戦の最終盤、激戦州を回るハリス氏。トランプ氏の下では分断が続くと批判し団結した国を取り戻すと訴えている。ねらいはトランプ氏の返り咲きを懸念する有権者の取り込み。こちらのイベント会場ではトランプ氏に反対する共和党支持者などで作る団体が会合を開催。300人以上が集まった。過激な発言や政治姿勢からトランプ氏に投票できないという人が共和党支持層にもいる。こうした有権者を念頭にハリス氏はトランプ氏を批判してきた共和党の元有力議員と異例のタッグを組み、激戦州を訪問。共和党の支持層を切り崩そうとしている。主張に共鳴する人も出てきている。激戦州のペンシルベニア州に住むジョーンロンドンさん。およそ40年間共和党を支持してきたが、過激な発言を続けるトランプ氏に嫌気がさし、ことし4月に離党した。ハリス氏のリベラルな政策は支持できないとしながらもリーダーの資質が問われる選挙だとして民主党の大統領候補に初めて投票することを決めた。
一方のトランプ氏。今も各地に熱狂的な支持者がいるが、さらに民主党の支持層の取り込みもねらっている。鉄鋼業などが衰退したいわゆるラストベルトに位置するペンシルベニア州でアピールしたのは経済政策。民主党の支持基盤とされる労働組合員も念頭に国内の雇用を守ると訴えた。さらにハリス氏を批判する動画を制作。有権者の関心が高い物価高や移民問題はハリス氏では改善できないと主張し、みずからへの支持を呼びかけている。こうした訴えは民主党の支持者が多いとされる黒人層の間でも一定の効果をあげている。激戦州のジョージア州に住むアーサービューフォードさん。これまではトランプ氏が混乱をもたらしてきたとして批判的な見方を持っていた。一方で国内外で課題が山積する中、ハリス氏では大きな変化は望めないと感じている。トランプ氏のほうが経済政策や外交手腕で評価できるのではないかと考え、初めて1票を託すことを決めた。双方の支持層を奪い合う展開となっている今回の選挙。投票が1週間後に迫る中、激戦州での攻防は激しさを増している。
創業以来初めて工場の閉鎖などを検討しているドイツの自動車大手フォルクスワーゲンはドイツ国内の少なくとも3つの工場の閉鎖などを計画していることを従業員で作る団体に対して伝えたことが分かった。ドイツのフォルクスワーゲンはヨーロッパ市場の需要の落ち込みや中国のEVメーカーなどとの競争の激化に伴ってコスト削減が必要だとして、先月、工場の閉鎖を検討していることを明らかにした。今月30日には会社と労働組合の2回目の労使交渉が予定されているが、これを前に従業員で作る団体は28日、会社側がコスト削減の具体的な方針を伝えてきたと発表した。それによると、ドイツ国内の少なくとも3つの工場を閉鎖し、数万人の従業員を解雇するとともに残りの工場の規模の縮小を検討するということ。国内の工場が閉鎖されれば1937年の創業以来初めてとなる。従業員で作る団体の代表は声明で「会社側は事態を激しくエスカレートさせるリスクを冒している」として交渉を打ち切りストライキを行う構えを示し、方針の撤回を求めている。一方、会社側も声明を出し、「フォルクスワーゲンはその歴史で重要な局面を迎えている。今の課題は会社の未来を守るために共に取り組むことだ」として理解を求めた。
技術進歩が目覚ましいAIについて。スマホなどで私たちの日常生活にも入り込んでいる。AIは今企業では昇格試験や投資判断などにも取り入れられるようになっている。スマホが投げかける質問に回答する社員。大手外食チェーンは店長の昇格試験にAIによる面接を導入した。回答はAIがリアルタイムで解析。質問への答えが十分でないと判断した場合、すぐに聞き直す。回答をもとにイニシアティブや対人影響力、柔軟性など最大10の指標で点数がつけられ、資質を見極める。面接結果の分析もAIが具体的に書き込む。このAI面接での点数に基づいて最終的に人事担当者が昇格判定を行う。都内の店舗で店長を務める鴨下幸未さん。AI面接を通過し、店長に昇格した。この3年間で400人以上にAI面接を実施。社内では面接官による判断のばらつきがないと評価する声が上がっている。大手外食チェーン人事部・久保智寛チーフマネージャーは「公平に面接の結果を数値するのはたぶん人間にはできない。AI面接じゃないと出せないもの」とコメント。
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AIの活用は世界でビジネスを手がける大手総合商社でも。風力発電からコーヒー豆まで多岐にわたる事業の投資判断でAIを試験的に運用している。AIの特徴は過去の失敗を分析すること。過去20年に手がけた事業のうち100件のデータを学習させた。AIが事業の提案書を読み込むと出てきたのは過去に失敗した3つの類似案件。それぞれの事業の失敗要因を提示。投資先の国の事業環境やパートナーとなる企業の契約不履行などがリスクになると指摘した。これに対して担当の役員のコメント。その一方で状況に応じたより深い判断を行うには課題も。
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取材をした経済部の岡谷宏基記者の解説。AIが使える範囲というのが実際のビジネスの現場でもどんどん広がっている。生成AIの拡大の背景により高度な業務に活用する動きが広がっている。今月に入って国内外の企業が相次いで発表したのが指示をしなくても業務を実行する自律型のAI「AIエージェント」と呼ばれるもの。オンライン会議での会話の内容をAIが読み取ってみずからの判断で議論の手助けになるグラフなどを作成をし会議のスムーズな進行を手助けしてくれる。具体的に人間の側が指示をしなくても勝手に必要なデータを集めて出してくれるというもの。一方でAIの判断がすべて正しいとはかぎらないとも思うが、これはどう考えていけばいいだろうか。やはり今後もAIがさらに進化していくということを考えると人間とAIの間の役割分担がより重要になってくると専門家は指摘をしている。日本でもまさに今生成AIの普及に伴い、法規制の導入も含めたルール作りの検討というのが始まっている。AIをどう使うかを私たち人間の側が決めていくそうした全体設計がより重要になってくると感じた。
アジア最大規模の映画祭「東京国際映画祭」がきのうから始まった。ことしで37回目となる東京国際映画祭は初日のきのう都内でオープニングのイベントが行われた。レッドカーペットには映画祭のナビゲーターを務める菊地凛子さんやトニーレオンさんなどのアジアを代表する俳優や国内外の映画監督などが登場し、集まったファンからの写真撮影に応じていた。ことしは最優秀賞を競うコンペティション部門に110の国と地域から2023本の作品が寄せられ、この中から15本がノミネートされた。日本からは台湾との共同制作で成田凌さんが主演のラブストーリー、片山慎三監督の「雨の中の慾情」、お笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介さんの恋愛小説が原作で大九明子監督の「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」、それに筒井康隆さんの作品が原作で長塚京三さんが主人公の元大学教授を演じた吉田大八監督の「敵」の合わせて3作品がノミネートされている。東京国際映画祭は来月6日までの期間中、合わせて208作品が上映され、最終日に各賞が発表される。
トヨタ自動車とNTTグループは、自動車の事故を減らすため、運転支援技術の開発を連携して進めていくことが明らかになった。NTTが開発したAI(人工知能)やIOWNと呼ばれる次世代の通信ネットワークなどを使って、データを収集分析し、トヨタの運転支援技術に活用することにしている。両社は今後5年間で、合わせて数千億円規模の資金を投じる計画。
東京都は客からの迷惑行為などのカスタマーハラスメントいわゆる「カスハラ」を防ぐ全国で初めてとなる条例の実効性を高めようとマニュアルの素案を作った。出入り禁止の措置を含めた対応を検討することや警察との連携方針を検討することなどが盛り込まれている。
米国の投資会社・ブラックストーングループ・スティーブンシュワルツマン会長兼CEOがインタビューに答えた。ブラックストーンの現在の運用資産は1兆ドル(150兆円超)で、米国の政界にも幅広い人脈を持つ。シュワルツマンは日本経済について「非常に良好。株式市場は記録的な水準にある。金利は他地域と比べ未だ低い水準だが、日本は海外からの注目度が極めて高い」、日本が投資家にとって人気の理由について「日本政府からポジティブな変化が見られる。30年前に比べ標準的なコーポレートガバナンスが見られるようになった。これらの要因と日本における巨額の蓄積が相まって世界に大きな期待をもたらしている」という。また高齢化が進む日本では資産運用の重要性が増しているという強調した。米国の経済については「景気のソフトランディングは可能」との見方を示した。
来年度の予算編成に向けて、財務相の諮問機関・財政制度等審議会は公共事業や防衛の予算のあり方をテーマに議論した。委員からは「大災害に備え平時において可能な限り財政余力を蓄えておくことが必要」「中長期的な防衛力の強化の必要性も踏まえた予算のメリハリをつけるべき」などの意見が出された。今後、社会保障をなどをテーマに議論を行うことにしている。
左肩の怪我が心配されていたドジャース・大谷翔平。ヤンキースとのワールドシリーズ第3戦で1番指名打者で出場することになった。大谷は亜脱臼からわずか2日で復帰することになる。ドジャース・ロバーツ監督は「大谷はけがをした日の夜から“第3戦には出場する”と話していた。昨夜のバッティング練習で時速160キロ以上の力強い打球を打っていてホッとした」と話していた。
ブライトン・三笘薫、チェルシー・パーマー、アーセナル・サカ、マンチェスターシティー・ハーランドのプレーを紹介。