きのうの日経平均株価は上げ幅が一時280円を超えた。その後、下落に転じる局面もあった。終値は前日比132円高。ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏は「大きくは為替相場が円安に動き、自動車など輸出関連株が買いやすくなった」と分析した。トランプ関税がインフレを再び加速させるとの見方から、アメリカの長期金利は今月に入り上がり続けている。日米の金利差を背景に、円が売られ下落。今後4万円近辺では利益確定の売りが出るとみられるが、井手氏は「動き得る材料の予定がないので、4万円前後のもみ合いが続くだろう」とみている。