先週、外国為替市場では円安が進み、1ドル=159円台前半で取引されている。政府日銀は1ドル=160円台をつけた先月30日以降、合わせて9兆円規模の介入を実施した可能性があり、今月6日には1ドル=155円台まで円高に振れたが介入の効果がほぼ帳消しになった。ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏によると、ホルムズ海峡の実質封鎖が長引き原油価格が高止まりしているが、日本としては原油価格が高くても輸入せざるを得ず、今までより多く円売りドル買いをしなければならない構造的な要因がある。あさってには日銀が主催する国際コンファランスが開かれる予定で、植田総裁の発言が注目される。6月利上げを示唆するようなコメントが出てくれば、円安トレンドにいったん歯止めをかけることができるかもしれない。
