金華山は日本有数のニホンザルの密集地。240匹ほどのサルが本州の他の地域のおよそ10倍もの生息密度で暮らしている。サルたちは6つの群れに分かれている。B1の群れの3位、キールはメスに相手にされていなかった。しかし1位と2位のサルが群れを離れキールの暮らしは変わった。翌年にB1の群れに若いオスが加入しキールは姿を消した。キールはB1の群れを出てDの群れに入ろうとしていた。金華山ではオスが一つの群れで5年ほど過ごすと再び群れを出て次の世代の雄が入る。Dの群れにはキールと同じ群れ外オスも数多く集まっていた。