まつたけの名人が待つ長野・伊那市の山にやってきた。藤原儀兵衛さんは絶滅の危機にあるまつたけを増やす技を持つ名人。まつたけ山の広さは東京ドーム約8個分。藤原さんの山はきのこ天国。まつたけは生きたアカマツの細い芽にくっついて、土の中にシロという菌糸のかたまりを作る。シロから窒素やリンなどのミネラル類をアカマツに供給する。アカマツが光合成で作った糖類をもらってまつたけは成長する。食べられてしまったまつたけはニホンジカの仕業。まつたけの収穫のピークは主に秋の1か月ほど。まつたけを増やす秘技を紹介。1つ目はしばかき作業、まつたけは養分の少ないやせた土地にしか生えないため、落ち葉を放おっておくと堆肥化し微生物や雑菌が増殖してしまいまつたけが生えなくなる。藤原さんは定期的にしばかきを行い、山の環境を整えている。2つ目は根切り。春に根切りをすると、新しい根が伸びて秋に収穫ができる。
藤原さんの山でとれたまつたけをいただく。炭火で蒸し焼きにした焼きまつたけを食べた。信州みそに漬けたまつたけのみそ漬けもいただいた。
			
藤原さんの山でとれたまつたけをいただく。炭火で蒸し焼きにした焼きまつたけを食べた。信州みそに漬けたまつたけのみそ漬けもいただいた。
