台湾選挙は中国との関係に着目した記事が目立つ。欧米のいくつかの主要紙の見出しを紹介。フィナンシャル・タイムズは台湾の有権者のDEFIANCEを意味するものという見出しになっている。「DEFIANCE」は抵抗や挑戦と訳す。エコノミストも「Defying China」と使っている。両紙とも台湾の有権者は中国の圧力に毅然と向き合ったというニュアンスを込めている。一方、アメリカのニューヨーク・タイムズは民進党の頼清徳氏が当選したのは中国にとっては、Setbackとしている。「Setback」は後退」と訳せる。記事では中国は数ヶ月にわたって台湾に対して脅しをかけていたが、それにもかかわらず瀬氏が当選したと伝えている。別府さんは「引き続き、台湾が中国とどう向き合っていくかが焦点です」と伝えた。