メジャーリーグ・ワールドシリーズ制覇へ王手をかけているドジャース・大谷翔平から、左肩の負傷後初めてとなるヒットが飛び出した。ドジャースが無傷の4連勝でワールドシリーズ制覇となるのか、それともヤンキースが意地を見せるのか、これまで3連勝したチームは過去24回すべて優勝している。無傷で全勝することを“スイープする”いうが、日本語で「ほうきで掃く」という意味。ヤンキースの本拠地で迎えたきのうの第4戦、ドジャースファンは「今夜あと27アウトで終わりだよ」「ゴー!ドジャース」、ヤンキースファンは「4連勝するぜ」「ゴー!ヤンキース」と盛り上がっていた。左肩の亜脱臼の影響が心配される大谷翔平は、この日も先発出場。大谷翔平は第1打席、ショートフライに倒れる。それでも“MVPトリオの1人”ムーキー・ベッツがツーベースヒットで出塁すると、次の打者は、これまた“MVPトリオの1人”フレディ・フリーマン。フリーマンは、ワールドシリーズ3試合連続ホームランと絶好調。この止まらない活躍にスタンドのヤンキースファンは「フレディ、お願いだからもうやめて」と書かれた紙を掲げて切実なお願い。しかし、フリーマンはワールドシリーズ史上初の開幕4試合連続ホームランを放つ。この後、今度はヤンキースが意地の反撃。ヤンキースは3回ウラ、メジャー2年目のボルペが満塁ホームランを放って逆転。勢いに乗ったヤンキースは、守備でもファウルフライをネット際でスーパーキャッチ。これにはファンも大盛り上がり。大谷翔平は5回の第3打席、左肩を負傷後初ヒットをマーク。さらに大谷翔平は、左肩を固定した状態で軽快な走りを見せる。