フロリダ州を本拠地とするレイズ。小澤正修解説委員が「レイズはフロリダ州にあるドーム球場トロピカーナフィールドを本拠地にしているが、10月にハリケーン・ミルトンの影響で屋根の大部分が吹き飛んでしまった。復旧させる場合は1年以上費用も90億円近くかかる見通し。このため開幕には間に合わず、レイズは来年、ヤンキースが同じフロリダ州に持つキャンプ施設の球場を借りてシーズンを戦うことになった。こちらの球場には観客が本拠地より大幅に少ない1万1000人ほどしか収容できないで、チームの収益は大きく減少するのではないかと懸念もされている。大きな被害の背景の一つには気候変動の影響があると指摘されているが、実はこうした問題はレイズの本拠地のケースだけではなく、スポーツ界全体にとっても無縁ではない。国内では今年2月、山形県で行われた国民スポーツ大会で暖冬による雪不足のためスキー競技のコースを短縮せざるを得ない事態が起きたほか、オリンピックも温暖化などによって将来的に開催できる都市が限られていく可能性が指摘されている」とスタジオで述べた。