ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が、約1か月ぶりに史上最高値を更新した。26日のニューヨーク株式市場では、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が先週末、9月の利下げをほぼ明言したことを受け、引き続きリスク資産の株を買う動きが広がった。ダウ平均価格は先週末に比べ65ドル44セント上昇し、4万1240ドル52セントで取引を終えた。史上最高値の更新は先月17日以来。株価は取引時間中に一時、200ドル以上値上がりする場面もあったが、28日の半導体大手・エヌビディアの決算発表を控え、利益を確定する売り注文なども出て値上げ幅を縮めた。一方、ハイテク株の比率の高いナスダック総合指数は、152ポイント下落して取引を終えた。