27日のニューヨーク株式市場で、AI向けの半導体を提供しているエヌビディアの株価は16%余り下落。時価総額が日本円でおよそ92兆円も減少し、1日当たりとしてはアメリカ史上最も大きな額だと報じられた。きっかけとなったのは、中国のディープシークが開発した生成AI。キーワードの入力や質問に対して、対話形式で回答を表示する。今月発表されたモデルはアメリカのオープンAIが手がけるChatGPTに匹敵するとも報じられた。注目はその開発費用。日本円で9億円余りと、IT大手、メタが最新AIの開発に投じた費用の10分の1ほどと伝えられている。一方で、天安門事件などについて尋ねると、中国語で「この質問は回答できない」などと表示された。