トランプ政権が発生した関税措置を受け、きょうも続くトランプ関税ショック。日経平均株価は取引時間中として約1年3か月ぶりに3万4000円を割り込んだ。午前の日経平均株価は一時800円以上値下がり。トランプ大統領が発表した相互関税が想定以上に厳しい内容だったことから、アメリカ経済の景気後退への警戒感が高まり、きのうのダウ平均株価は終値で1679ドル下落し、約5年ぶりの下げ幅となった。東京市場でも幅広い銘柄に売り注文が拡がりほぼ全面安の展開に。円相場も一時1ドル145円台半ばまで円高が進んだことも日本株の重しとなっている。今後の見通しについて市場関係者は「不透明感がぬぐい切れずトランプ氏の出方次第」としていて、市場の緊張感は高いまま。