東海東京証券の芝田達裕さんは「FRBのハト派的発言が相次いだことから、金利が大きく低下しました。FRBのウォラー理事は、足元で経済が減速していることに触れ、金融政策が十分引き締まった可能性があるとしており、シカゴ連銀のグールズビー総裁は全体的なインフレ率は1950年代以来の低下とみているとの認識を示しました。株式市場では、これに加え、コンファレンスボードの消費者信頼感指数が予想を上回ったことが好感され、ダウはプラスに転じています。買われすぎとの指摘もある株式相場ですが、今後、景気の過熱感を示すよほど強い経済指標の発表がない限り、今月のトレンドが急反転する公算は低いと考えられます。また、今、金が買われる背景には、金利のピークアウト期待や景気後退や信用不安などに対するヘッジがあると考えられます」などと話した。
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