明治安田アメリカ・長谷川悠貴さんの解説。長谷川さんは「S&P500構成企業の7月から9月期の決算は、一株利益が1年前から5.0%、売上高は4.0%の増加が見込まれている。セクター別では、11セクター中で9セクターが増益、2セクターが減益の予想、中でもエヌビディアをはじめとする半導体株や大型テックなどを含む情報技術セクター、メタ、アルファベット、ネットフリックスなどを含む通信セクターがプラス10%以上の増益予想で目立っている。通信では来週17日に発表されるネットフリックスの決算が注目されている。ネットフリックスの4-6月期決算では安価な広告プランの加入者数の増加を背景に契約者数の伸びが市場予想を大きく上回り805万人を記録した。成長性、収益性いずれも堅調で株価は年初来で+49%とS&P500を大きくアウトパフォームし足元では最高値圏で推移。ネットフリックス株の見通しについては市場での意見も分かれている模様。来週の決算では一株利益が1年前から+37.2%、売上高が+14.4%、契約者数が+約420万人。広告プランの契約者数が引き続き高い成長率を記録しているかどうか、値上げに関するアナウンスがあるかどうかにも注目している」などと述べた。
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