28日の株式相場について、大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子は、GAFAMの決算、雇用統計、大統領選、FOMC(連邦公開市場委員会)と複数のスーパーイベントを控え、投資家はリスクテイクの姿勢。ダウ平均は原油価格急落を受けて、マクドナルドやホームデポなど消費関連が上昇をけん引した。ナスダック指数は決算期待からIT主力株を中心に買われ、最高値をトライしたが、エヌビディアなど一部半導体が上値を抑えている。先週末時点でのS&P500社の決算は体表率37%、EPS1株利益のポジティブサプライズは75%。実績は予想を5.7%超過と概ね好調。ナスダック指数は7月10日の総高値を試す位置にいる。前回決算以降の下落局面では、景気悪化懸念から大幅利下げ期待から膨らみ資金が景気敏感株に流れたと同時にAIへの熱狂がトーンダウンした。その後、指数回復局面では強い指標が続き、大幅利下げ期待が後退。トランプ候補の巻き返しによる財政悪化懸念も重なり、金利が上昇したことから景気敏感株は頭を抑えられた。一方、決算期待からAI関連株が買い戻される展開。相場が揺れる中で、明日以降、景気・政治・企業業績と多くの個体が出てくるなどと解説した。
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