ニューヨークから中継。東海東京証券アメリカ・芝田達裕の解説。農業分野で進むAIシフト。農業機械メーカーにもAIを活用する動きが広がっている。農機大手のディアはトラクターに16台のカメラとエヌビディア製GPUを搭載、障害物検知や深層学習などを可能にしている。トラクターの稼働状況をスマホで監視でき、よほどの悪天候でなければ24時間、無人での耕作を実現。アメリカの農家の平均年齢は58.1歳、65歳以上も4割程度と年々高齢化し人手の確保が困難になりつつある中での戦略。作物と雑草を判別し除草剤を散布、薬剤使用量を最大3分の2以上削減できるとしているなど。ディアとしては農業機械自体の売り上げ依存から脱却し、農家を囲い込んで他社製品への乗り換えを抑止する効果を見込んでいる。2030年までに売り上げの10%を課金モデルから得る目標を掲げている。保守的な農家に生産性向上に有益なツールであるとの認識を持ってもらいスムーズな導入を進められるかがポイント。トランプ関税の影響で大豆の対中輸出が滞るなど、国際的な政治情勢によって、事業環境が変動するリスクにも注意が必要。
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