今月1日付けで東京証券取引所の社長に就任した横山隆介氏が報道各社のインタビューに応じた。約3年ぶりの社長交代で新たに就任した横山氏。東証には1986年に入所、株式売買システム「アローヘッド」開発を主導、大阪取引所社長も経験した。横山社長がまず指摘したのは「東証改革」。プライム市場で9割以上の企業が経営改善策を開示。取り組みは道半ばだと強調する。今後はスタンダード市場やグロース市場を中心に企業に合わせた対応を模索するなどさらなる改革を進めていくという。横山社長がもう一つ軸に据えるのがデジタル技術の活用。2020年に発生した東証の大規模システム障害発生時はCIOとして対応に追われた。当時を大きな学びだったと振り返り、IT基盤の強化に尽力してきた。ニューヨーク証券取引所では株式のトークン化で24時間365日の取引実現を検討するなどデジタル技術の活用が加速している。横山社長は、「公正公平で透明な市場運営・安定的な市場運営が東京証券取引所に求められる使命」、「今多くの労力を割いて取り組んでいることは『資本コストを意識した経営』」、「質の向上が問われている。第2フェーズのメインテーマになる」、「アメリカを中心に新しいテクノロジーの波が押し寄せていると認識している。技術の特性は何かしっかりと見極める」、「いかに国内外のお金を日本の資本市場に持ってくるか。そのお金を利用して東証のメイン商品の企業に成長してもらうこと」などと語った。
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