明治安田アメリカの補陀さんに話を聞く。4ー6月期決算でエネルギーセクターの業績を押し上げたのが原油をガソリンやジェット燃料などに加工して販売する精製事業。好決算となったエクソンモービルとシェブロンは、いずれも全社利益のうち約4割を精製事業関連が占めた。またバレロ・エナジーとマラソン・ペトロリアムも株価は年初来で80%以上上昇。注目なのはイラン情勢などで原油の仕入れ価格が高騰することは精製事業にとって通常コスト圧力にもなるが、それ以上に現在は世界的に精製能力が不足している点。これが石油製品の販売価格の上昇圧力につながり、理財が拡大している状況。元々、アメリカでは政府が脱炭素化や電気自動車の普及を押し進める中で、2000年以降に20カ所以上の製油所が閉鎖され、精製能力は減少傾向にあった。そのような状況の中で、世界有数の精油所を持つロシアはウクライナによる攻撃で能力の約3分の1が停止していると報じられた他、直近の戦闘で打撃を受ける中東の精油能力も今後さらに悪化する可能性も想定される。
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