ニューヨークの宿谷さんに話を伺う。宿谷さんは「過去のデータを紐解くと、大統領選挙がある年の株価にはいくつかのアノマリーが存在している。大統領選挙がある年の株価はない年に比べて、好調。選挙がある年と、その他の年の株価リターンを比較すると、最もパフォーマンスが良いのは選挙の前年だが、去年もパフォーマンスは良好となっている。今年はバイデン氏が再任してもトランプ氏やその他の共和党候補者が大統領になっても過去の例から見ると、株価は上昇する可能性がありそう。2020年の選挙後はシクリカル株が優位だった。2016年と2012年の大統領選挙でも同様の傾向で、財政政策などで景気底上げ期待が要因とみられる。選挙に向けた基本的な考え方としては、中期的な視点で、シクリカル銘柄等に積極的に投資ししていくのが良いと考えている」と話した。