日経平均株価は8日より799円47銭高、4万1580円17銭で取り引きを終え、3営業日ぶりに終値として史上最高値を更新。取引時間中には1000円近く上昇する場面もあった。この背景にあるのは米国の早期利下げ観測が強まっている。前日のニューヨーク市場では利下げを織り込む買い注文が先行。ハイテク株が多いNASDAQ総合指数が、5営業日連続で最高値を更新。この流れを受け東京市場でも半導体関連株を中心とした、幅広い銘柄に買い注文が広がった。ただ日経平均は今月に入ってから既に2000円ほど上昇。市場関係者からは「かなり楽観的な予想を織り込んだ上昇でやや拙速だ」と過熱感を警戒する声も出ている。