ダウ平均株価は15日の終値が史上最高値となっているが、ニューヨークでは一時は10ドルほどしたファストフードのセットメニューが1つ5~7ドルなど落ち着く様子が見られる。物価高から外食を控えていると話す人の姿も見られ、個人消費を示す小売業の売上高は4月は前月比で-0.2%となるなどしている。コロナ禍以降は連邦政府から給付金が支給され個人消費を支えていたが、貯蓄の取り崩しやクレジットカードの延滞率増などもあるという。ファストフード店での期間限定の値下げは好評となっている。家電量販店にも影響はあり、売上が下落してしまっていることから複数の家電を購入すると一部が無料となるキャンペーンを始めるなどしている。消費の変化の兆しに対し、専門家の雨宮愛知氏はFRBは利下げのタイミングや緩和の速度を考えなければならない状況と指摘している。