今週、金の先物取引価格が日米で史上最高値を更新した。ニューヨークのダイヤモンド街には2000軒以上の貴金属店が密集している。貴金属店取引業者のベン・ツェイトリン社長は、客は2~3割増えていますと語る。今、活況を迎えているのが金の売買。大阪取引所では金の先物価格が1グラム=1万5579円と史上最高値を更新。その理由はトランプ大統領の関税政策。金を買った人は「アメリカ政府の崩壊による経済的打撃から身を守るための数ある対策のうちのひとつ」だと話した。金のアクセサリーなどを再加工する設備では、溶かして金の塊にした後、別の釜でさらに溶かし、型に流し込んで冷ます。出来上がったのは計27kgの金塊。ベン・ツェイトリン社長は、金の売買の盛り上がりについて「たぶん4年は続くと思います」などと語った。