先週木曜日、ワンマンライブを開催したピーターこと池畑慎之介。芸能生活56年の今なお第一線で活躍する池畑のルーツには芸に全てを捧げ、人間国宝になった亡き父・吉村雄輝さんの存在があった。3歳で初舞台を踏むなど生まれながらに芸の世界で育った池畑だが、芸一筋で家族を顧みない父が原因で両親は離婚。それから10年後、両親は復縁するが、10年たっても芸に妥協しない父。次第に父子の間の溝は深まっていき、池畑は15歳で家出を決意した。東京へ出てゴーゴーバーで踊ってるときにスカウトされたという。芸に嫌気が差し上京した池畑だが、すぐさまはからずも芸能界デビューすることになった。中性的なルックスに低音で妖艶な歌声が話題となり、デビュー曲「夜と朝のあいだに」で日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど、父から受け継いだ才能が開花。一躍スターになるが、嫌味や意地悪をされ、7年目で事務所をやめてニューヨークに行った。そんな時、池畑の心の支えは家族の存在だった。年月を経て家族関係が改善。父・吉村さんは池畑のデビュー20周年に際し、「自分も女形で娘役にでも芸者にでもなる。せがれの変身してるのは親と同じことやってるようなもの。結局何になっても一流になってもらいたい」とコメントを寄せていた。一度はやめようと思った芸能界だったが、今は亡き父と同じ道を邁進していた。
迎えたライブ当日、池畑は縦横無尽にステージを動き回り、次々と昭和の名曲を歌い上げる。パワフルに見えるが今年で73歳。ふと自分の人生について考えることがあるという。池畑は「芸能人ってパコッといなくなる。寝る前ふと、あした目覚めるのかなって思う。今までの先輩の通りに生きてきてないから、歌だけではなくお芝居もやれたこと、挑戦して続いていることはありがたいと思う。自分がそれを楽しんでるから、死ぬときももう一回やりたいと思って死にたい」などと話した。死ぬまで自分がやりたいことをやれれば本望という思いを歌に込め、池畑はステージに立ち続ける。
迎えたライブ当日、池畑は縦横無尽にステージを動き回り、次々と昭和の名曲を歌い上げる。パワフルに見えるが今年で73歳。ふと自分の人生について考えることがあるという。池畑は「芸能人ってパコッといなくなる。寝る前ふと、あした目覚めるのかなって思う。今までの先輩の通りに生きてきてないから、歌だけではなくお芝居もやれたこと、挑戦して続いていることはありがたいと思う。自分がそれを楽しんでるから、死ぬときももう一回やりたいと思って死にたい」などと話した。死ぬまで自分がやりたいことをやれれば本望という思いを歌に込め、池畑はステージに立ち続ける。
