“AIに代わられない”として注目されるブルーカラーの仕事。2020~2024年にかけてタクシー運転者や建設業従事者などブルーカラー職の年収の伸び率が高くなっている。実際に給料アップに取り組む会社に話を聞いた。建物の空気の通り道となるダクトの製造・取り付けを行う湯浅鈑金工作所。高い技術を持つ職人が約20人在籍している。人事を担当する次期社長の湯浅さんは若い世代にまで技術をつなぐため従業員の平均給与を直近3年で15%アップさせた。未経験でも初任給は約30万円とホワイトカラーにも負けない高待遇。湯浅さんは「今は20代30代の人にいい待遇で来てもらって、彼らが成長してもらうことで将来の会社の成長につながっていくと思っている」と話した。一方でAIの先進国アメリカではホワイトカラーの仕事に危機が訪れ始めている。ニューヨークで弁護士事務所を起ち上げたライアン・ウォーカーさん。企業の契約書に法的リスクなどがないかチェックするAIを開発した。「最も深刻なのは若手の人々。若手弁護士や事務職員の業務は自動化できるので彼らを雇う必要がなくなる。熟練者の経験が重視され彼らから最大の効率を得ようとする世界になる」と話した。これから進むとみられるAIの台頭。技術革新と労働の関係に詳しい専門家は「どんな職種でもAIとの共存が必要」と話した。
