日米首脳会談は高市首相の「トランプ大統領の部屋で野球を見ていた。1対0でドジャースが勝ってる」というトークから始まった。高市首相は手元に資料を用意し、言っておきたいことなどが書かれていたとみられる。トランプ大統領は今回取っておかないといけないこともないため手元には何もなく、両首脳の立場で成果があがる形になった。会談で高市首相がトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えを伝えた。解説副委員長・中本智代子は「トランプ大統領は持ち上げられることが大好きなので効果的だったと思う。軍の前でスピーチをするところに日本の総理大臣を一緒に紹介するサービス精神にも表れている」などとコメントした。会談で高市首相は「日米同盟の新たな黄金時代をつくりたい」と日米同盟の重要性を共有し、「自由で開かれたインド太平洋」進展へ協力を強調した。トランプ大統領はアメリカの防衛装備品の購入拡大を歓迎。首脳会談の結果、レアアースなどの供給確保の協力、対米投資(約80兆円)の実現を約束する文書に署名。政府関係者からは「120点だ」という声もあった。政治部長・高田圭太は「親睦を深める両者の信頼関係は、この先トランプさんが無茶な要求をしてこないかという抑止力にもなる」などとコメントした。このあとトランプ大統領はビジネス関係者との夕食会を行う。
