坂口氏と北川氏はともに研究環境の課題について指摘している。坂口氏は、基礎科学に対する支援が不足している、免疫学の分野では研究資金の規模がドイツの3分の1と指摘している。北川氏は、若い人の研究時間を確保する政策が必要と指摘している。坂口氏は、大学や研究機関にコストをかけることで科学を次の世代に伝えることが可能になる、優秀な若い人たちのアイデアを長期的な視野で育てていく支援が不足している、論理的に考えることは科学だけでなく社会を考える場合にも重要、深刻に思えることもあとから考えるとそれほどでもないこともあるので楽天的であることが大事と話した。
