十条銀座商店街で買い物代を払う代わりに家を見せてもらう企画。便利屋をしている80歳の新倉さんと交渉成立。仕事用のリヤカーには折り畳みテーブル、絨毯など野宿もできるよう充実した設備が揃っていた。元大工で、1時間1000円で何でもするという。リヤカーを電車にのせて移動し、自宅に到着した。築36年の1Rで、電気とガスは払えないため止まっていた。2段ベッドの上で寝ており、下には仕事道具や週に2回通っている炊き出しでもらった非常食があった。便利屋の仕事は歩いて客を探しているため、客がつくときとつかないときがあるという。新倉さんは漫画「東京都北区赤羽」に登場している。若い頃ギャンブルに溺れて借金まみれになり、家族や親戚から縁を切られてしまった。新倉さんはハイセイコーで人生狂わせて北海道に逃げたと話した。若い頃ギャンブルに溺れて借金まみれになり、家族や親戚から縁を切られてしまった。30歳で単身北海道にわたり、自転車の魅力に目覚めた。北極圏を走りたくてラップランドを自転車で走ったこともあったという。日本に戻ってくるとトビ職をしながら全国を転々とし、50歳で赤羽に流れ着く。新倉さんは金は無くても心は豊かだから幸せだと話した。もうギャンブルはしていないという。