アフリカのサバンナ地中に暮らすハダカデバネズミ。一般的なマウスの10倍は長生きしガンにほとんどならないことで知られる。その長寿の謎を解明しようとしているのが熊本大学の三浦さん。元々京都大学の山中伸弥さんの研究室に在籍しiPS細胞の研究をしていたがハダカデバネズミのユニークな生体にひかれ方向転換。研究を初めて10年以上、新たな発見には一般に人やマウスは年齢を重ねるにつれ廊下細胞が蓄積しがんなどの発症を促すとされている。しかしハダカデバネズミは廊下細胞を取り除く細胞死を起こしていることがわかった。こうしたメカニズムを一つ一つ明らかにすることで廊下を防ぐ薬の開発に応用できるかもしれない。