加藤茶はクレイジー・キャッツのようなバンドを目指していたといい、パフォーマンスもうまく、コントも面白かったと絶賛。稽古をしていると、ハナ肇が姿を見せ、「芸名あるのか?」と尋ねてきた。ハナ肇曰く、芸名が水と関係があると良いらしく、加藤茶に対して、「お前は茶だ」と指摘した。いかりや長介の場合、いかりが船の錨、水と関係しているといえる。荒井注だと、注のさんずいが水と関係。仲本工事の本名は興喜で、ハナ肇は「興喜だと気取っているから、工事にしろ」と言った。工事と言えばセメント、作るのに水が必要。桂文枝は「こじつけもええとこですね」と語った。高木ブーは「水と関係は?」と尋ねると、ハナ肇は「ブー、豚はな清潔好き。小屋をきれいにしておかないと、ストレスで死ぬんだ。掃除する時に何を使う?水だろ」と話した。その後、ブレイクを果たすことになるが、荒井注が脱退。加藤は後任にボーヤをしていた志村けんを勧め、ネタ作りや笑いの取り方、雰囲気も理解しているとメリットを挙げた。だが、ウケるまで2年を要したといい、加藤はいかりや長介の言いなりになるのではなく、やりたいことを提案するべきと志村に助言していた。志村は「東村山」を発案し、スタッフの前で披露すると大ウケ。本番でも好評を博し、志村は自信を漲らせたという。