25日に行われたブラジルの大統領選挙の決選投票で現地の選挙管理当局は左派で現職のルーラ大統領が当選したと発表した。南米各国の大統領選挙ではアメリカのトランプ政権が関与を強める中、右派の候補者が相次いで勝利してきたが、経済や人口規模が最も大きいブラジルでは左派政権が継続する見通しとなった。2人の候補は政治・社会・経済において対極的な政策で戦ってきた。左派の現職・ルーラ候補は社会支援で貧困や失業を減らしインフレを抑え、アメリカの介入からブラジルの主権を守る姿勢を示してきた。これまでの大統領としての職務疲れやまもなく81歳という年齢 が経済や不安定さを可燃する有権者から厳しい評価を受ける可能性がある。一方、右派の上院議員で前大統領の長男であるボルソナロ候補は超保守的で伝統的な家族を重んじ、中絶反対と性暴力者への対策を訴えている。父親の政治理念を引き継ぎ、トランプ大統領との同盟やアルゼンチンのミレイ大統領と同様の財政削減を公約としている。
