米国の大統領選挙。選挙戦の最終盤で民主党・ハリス氏と共和党・トランプ氏がともに支持獲得に力を入れているのは、まだ投票先を決めていない有権者だ。ジョージワシントン大学で行われていた有権者登録。多くの学生にとって今回の大統領選挙が初めての投票。無料のドーナツなどで若者の選挙への関心を高めるために様々な仕掛けが施された。今年の大統領選挙で新たに有権者となった若者は約830万人。その多くは支持する政党がない無党派層だ。29歳以下の若年層の支持率はハリス氏57%、トランプ氏34%。ハリス氏は新しい広報戦略を展開している。今月7日、イスラエル支持の集会では共和党・副大統領候補・バンス氏がステージに上がった。ハリス氏、トランプ氏ともにイスラエル支持の姿勢を示しているが、ある世論調査ではイスラエルをめぐる問題への対応について「明確に説明している」と答えた割合はトランプ氏45%、ハリス氏32%。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに反対するデモ。中東問題が若者の投票行動に影響を与えそう。しかし、専門家は身近な問題が投票行動に影響を与えると指摘している。