国連総会で26日、混乱が生じていた。イスラエル・ネタニヤフ首相が演説のため登壇。パレスチナ自治区・ガザへの攻撃を続けるイスラエルへの抗議を示すため、複数の代表団が退席。ネタニヤフ氏はイギリスやフランスなどがパレスチナを国家承認したことを強く非難し、軍事作戦を続ける正当性を主張した。国連本部のあるニューヨーク・マンハッタンには数千人が集まりイスラエルに対する抗議デモが。国連総会では6年ぶりの登壇となったアメリカ・トランプ大統領の演説。演説会場に向かう途中エスカレーターが停止。プロンプターが作動せず、トランプ氏はSNSで「エスカレーターを止めた連中は逮捕されるべきだ!」と、調査を行うことを表明した。演説では「世界各地の紛争終結に尽力した」とアピール。国際紛争を止められない国連を「機能不全だ」と批判した。国連は16日、「イスラエルがガザ地区で集団殺害を行った」とする報告書を発表。18日には安全保障理事会で即時停戦などを求める決議案の採決が行われたが15の理事国のうち14カ国が賛成、アメリカが反対。決議案は否決された。ガザ情勢に関連してアメリカが拒否権を行使するのは7回目。トランプ氏の大きな支持層の一つ、キリスト教福音派がイスラエルを支援していることからアメリカのイスラエル擁護は堅持されている。常任理事国による拒否権の行使はロシアのウクライナ侵攻を非難する決議案でも。ロシアが拒否権を行使し、足並みが揃うことはない。
