愛知県豊田市の山間部にある旭地区で3年ほど前から作られているのがメキシコ原産の唐辛子・ハラペーニョ。今村元洋は8年前に会社の研修で旭地区を訪れたときにこの土地にほれ込み少しでも地域の力になればと野菜を育て始めた。ただその中で今村はイノシシなどの獣害が多く収穫間近の野菜を食べられるなど大きな課題が。それに加え地域の過疎化と高齢化もあり、この現状を何とかしたいと今村が何とかしたいとたどりついたのがハラペーニョだった。激辛が動物たちの口にに合わないのか、これまで実を食べられたことがなく、さらに収穫が簡単なことから負担が少なく栽培ができるという。栽培面積は徐々に広がり、今村が地区の市民団体と立ち上げたのは旭ハラペーニョプロジェクト。ハラペーニョを旭地区の特産品として売り出す活動だという。愛知・岡崎市にあるメキシコ料理店では旭地区のハラペーニョを使い続けている。メキシコ料理オーナー・今泉麻季は生で届くのがうれしいとコメント。そしてハラペーニョの輪は若い世代にも広がっている。地区の中学生が参加する旭ハラペーニョ部では、自分たちでハラペーニョを栽培しそれを使った商品を開発し売り出すことを目指している。ハラペーニョはこれからの旭地区を盛り上げようと人々をつないでいく。