ジンバブエが新しい通貨を発行して話題になっている。ジンバブエは、日本円で価値が1円以下の100兆ジンバブエドルが発行されるほどのハイパーインフレが問題になっている。2008年には250万%のインフレが起こっている。日本に置き換えると100円のパンを買おうとすると250万円を用意しなければならない。先月30日に発行された新通貨「ジンバブエ・ゴールド」。当日は新通貨を受け取ろうと銀行に長蛇の列が出来ていた。バスで新しい通貨を使おうとした人々によって揉め事が起きているという声も聞かれている。ジンバブエでは過去6回新通貨を発行し、浸透せず失敗。ジュースを買う際に米ドルを使用してお釣りが不足し、飴で代用したケースもある。観光客は外貨を使えば大丈夫だが自国の人は仕送りに頼っている人が多く、子どもが海外で暮らして稼いだお金を仕送って生活しているケースも年々増えてきている。